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日頃より皆さまのご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。

当社は2008年度に、創業120周年を迎えます。長い歴史の中で節目の年を迎えることができますのも、ひとえにご支援をいただいた皆さまのおかげであり、重ねてお礼申し上げます。

120年の時を経ても変わらないものがあります。それは、「お客さま第一」という理念です。今後も、社員ひとりひとりが、この「お客さま第一」を胸に、サービスの品質をさらに向上させるとともに、持続的な成長の実現を目指し、損保ジャパングループの総力を結集して新たな時代を築き上げていく所存です。皆さまの一層のご指導・ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

写真:取締役社長 佐藤正敏

【持続的な成長の実現へ】

2008年度は2006年度にスタートした3か年の中期経営計画の最終年度となります。

これまでの2年間は、お客さま第一の実践のために、お客さまとの接点となる保険金支払部門および代理店の業務品質の向上、お客さまに提供する商品やサービスに関する社内業務プロセスの品質向上に注力してまいりました。

引き続き、品質向上に向けた取り組みを強化するとともに、国内損保事業を中心に生保事業、確定拠出年金・アセットマネジメント事業、ヘルスケア事業、海外事業など積極的な事業展開を図り、「お客さま第一を実践しながら成長し続ける企業グループ」の具現化にチャレンジしてまいります。

国内損保事業におきましては、ITを最大限に活用した新リテールビジネスモデル革新プロジェクト「PT-R」を展開中です。「わかりやすい商品」の開発、保険の販売や保険金のお支払いにおける業務の効率化をはかることで、収益性の向上、収入保険料の拡大を目指します。この「PT-R」の商品化第一弾として、2008年2月に新しい自動車保険『ONE-Step』を発売しました。補償内容を簡素化するとともに、保険証券を冊子化した「取扱説明書一体型保険証券(「保険のとりせつ」)」を導入するなど、補償内容をご理解いただくための工夫をこらしました。今後もお客さま目線を基点とした「わかりやすい商品」の開発に努めてまいります。

資産運用では、収益力・運用効率の一層の向上を目指し、先進国から成長ポテンシャルの高いアジアを中心とした新興国株式での運用にシフトするなど、経済・市場環境の変化に即応した運用を展開してまいります。

生保事業は、当社グループ事業において最も成長著しく、大きな収益への貢献を果たしている事業分野です。損保ジャパンひまわり生命においては、当社とひまわり生命双方で有していた販売支援組織を一体化し、さらに専門性を高めた、効率的な代理店サポート体制を構築することで、損保系生保会社としてのビジネスモデルの一層の強化を図ります。また、戦略パートナーである第一生命保険相互会社とは、お互いの生保子会社に出資することを決定しており、提携関係を強化します。

確定拠出年金・アセットマネジメント事業は、お客さまへの資産形成に関するサービス提供における中核事業です。いずれも市場での地位を確立しつつあり、当社グループの総合力を発揮できるよう一層の強化を図ります。

ヘルスケア事業についても、高齢化社会の進展、メンタルヘルス対策の重要度増大といった時代の変化に対応すべく、当社の強みを活かせる新たなフィービジネスとして、取り組みを強化してまいります。

海外事業については、グループの中核事業として経営資源を重点的に配分してまいります。国内損保事業で培ったノウハウを有効活用し、アセアン(東南アジア諸国連合)やBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)など、今後マーケットの成長・拡大が見込める地域において積極的な事業展開を進め、グループ収益の拡大を図ります。

2008年度は、当社の歴史の中で最も古い会社である「東京火災」が創業してから120周年を迎えます。創業当時は「東京火災消防組」という私設消防組があり、30名1組で、お客さまが火災に遭われた際には直ちに駆けつけ、命がけで火消しに取り組み、「保険会社の消防」としてお客さまから大変頼りにされたとの逸話が残っております。損保ジャパングループは、「お客さま第一」を原点として、各事業のシナジー効果を最大限に活かし、グループとして持続的な成長の実現を目指してまいります。

株式会社 損害保険ジャパン
取締役社長
佐藤正敏

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